長距離輸送と短距離のルート配送との違い

長距離トラックドライバーに向いている人

長距離輸送を担うトラックドライバーの仕事内容は、荷物の積み下ろしとトラックの運転です。長距離を運転するため、拘束時間は一日13時間となることもあります。過酷な仕事のように聞こえますが、厚生労働省によって労働基準が定められているため安心です。厚生労働省は、長距離トラックドライバーの労働時間は一日原則13時間であり、上限は16時間までとしています。さらに、15時間を超える労働は週に2回までと決められているため、著しく健康を害するような労働環境ではありません。ただし、大型車を運転する高い技術が必要な職業です。また、目的地までのルートや休憩のタイミングをある程度自分で考えなければならないため、自分を管理することができる人が向いています。

ルート配送ドライバーに向いている人

ルート配送ドライバーの仕事内容は、スケジュール通りに顧客の元へ荷物を届ける、あるいは荷物を預かることです。夜間から早朝を中心に、一日に複数の顧客を回ります。ルートは会社によって決められているため、残業が発生しづらく、ライフワークバランスを保つことができます。普通自動車運転免許だけで働くことができる会社もあり、「輸送業はしたことがない」という初心者でも就職しやすい傾向にあります。トラックドライバーを目指している人は、まずはルート配送ドライバーとして運転技術を身につけてもよいでしょう。また、接客や営業は行わないため、人付き合いが苦手な人にもおすすめの職業です。毎日スケジュール通りに配送しなければならないため、時間管理がしっかりしている人、コツコツした作業を地道に続けることができる人が向いています。